堺市N様邸屋根塗装工事です。
築23年初めての塗装工事です。近隣様も塗装をする家が増えてきたのでそろそろかとお見積りのご依頼を頂きました。カビ、コケが発生し、表面の撥水効果が切れていましたのでこのタイミングでの塗装工事を提案させていただきました。
今回は屋根の塗装工事の工程を紹介します。
1)仮設足場組立て 近隣様への飛散防止と作業員の安全確保の為必ず必要な工程です。費用を抑えるための足場無しの施工を提案する業者には気をつけてください。良い仕事、安全な仕事には足場は必須です。
2)高圧洗浄 長年蓄積した苔、埃を高圧の水を用いて除去します。かなり大事な工程で,適当に洗うと剥離の原因となります。屋根塗装の要は高圧洗浄と乾燥といっても過言ではありません!
3)下塗り(シーラー塗布) 屋根用下塗り材を塗装します。1度塗りで吸い込みが激しい場合は2度塗りを必ずします。吸い込みすぎた下塗りは塗っていないのと同じで、全く上塗り塗料が密着しません!
4)板金部処理 ①ペーパー掛け ②錆止め ③固定釘の浮き打ち直し ④釘頭、板金継ぎ目のシーリング処理
5)縁切り タスペーサー挿入 カラーベストの隙間が塗料でふさがらない様隙間を開ける金物(タスペーサー)を入れます。カラーベスト1枚に対し左右2カ所挿入します。この作業をしない業者が非常に多いですがこれをしないと入った水の逃げ道が無くなり余計に雨漏りと塗膜剥離のリスクが高くなります。
6)中塗り、上塗り塗布 ご希望の屋根用塗料を2回塗りします。既定の塗布量と塗り重ね時間を守りしっかり塗装します。良い塗料ほど対候性が高く長持ちします。
7)最終確認、足場の解体、清掃 塗装部位をしっかり確認し、足場を解体します。 最後は現場を綺麗に掃除させていただき引渡しとなります。
作業中は飛散防止の徹底や近隣様の車両の養生等、高い位置での塗装の為、しっかりとした対策が必要です。また高所作業の為、安全面でもよりいっそうの注意が必要となります。
この様に屋根の塗装だけでもかなりの工程があり、工程のひとつひとつに意味があります。 弊社では工程の意味をしっかり理解し、長持する塗装工事を施工するために定期的な勉強会を行い、毎日のミーティングを欠かさず行って高品質な塗装工事をお届けできるよう日々精進しています。